脈絡なく「町の解析屋さん」というフレーズが浮かんだ.商店街の一角で解析の教科書なんかを売っていて,勉強中に分からなくなると教えに来てくれるアフターサービスつき.お店に質問を持ちこむと少し安くしてくれる.
— shu (@LT_shu) 2014, 5月 23
むしろスコティッシュカフェみたいな感じで,解析学徒が厚まる場所にしたい.
スコティッシュカフェについては聖典『無限からの光芒』を読もう.
相転移P @phasetr のブログ.ニコニコやYoutubeに投稿した動画の紹介をしたり,Twitterでのまとめをしたり.専門は数学・数理物理:構成的場の量子論,厳密統計力学.
脈絡なく「町の解析屋さん」というフレーズが浮かんだ.商店街の一角で解析の教科書なんかを売っていて,勉強中に分からなくなると教えに来てくれるアフターサービスつき.お店に質問を持ちこむと少し安くしてくれる.
— shu (@LT_shu) 2014, 5月 23
むしろスコティッシュカフェみたいな感じで,@hyuki @mathpico 次回、ミルカさんが指数関数の連続性について語ると予想しましたが、ミルカさんには黙っておいてください。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 6月 6
@kamo_hiroyasu 連続性ですか!なんとなく結城先生は離散系がお好きなのかと思っていたので、それまた興味津々です。
— mathpico (@mathpico) 2014, 6月 6
@mathpico 高校数学での標準的な方法だと冪根を使って指数関数を有理数に拡張したあとで連続性を保つように実数に拡張していますが、最後が可能であることは自明では なくて高校数学ではたいていごまかしていますよね。ミルカさんがそこを突くことを期待しています。(ミルカさんには秘密)
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 6月 6
@kamo_hiroyasu なるほどです。関数の連続性…。つい「線が描けていたら、連続」って見た目で考えちゃうから危険ですね。大学時代、先生方から教わってきたのは「いや、それは当たり前じゃないんですよ」ってことでした。今思えば、貴重なことを教わっていたのですね。
— mathpico (@mathpico) 2014, 6月 6
@mathpico たとえば、f:Q→R, f(x)=0 if x^2<2, =1 if x^2>2 は連続ですが、連続性を保って定義域をRに拡大することはできません。指数関数でそれが起きないことを示すのは、簡単ではありません。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 6月 6
@mathpico 天下りにマクローリン展開でexp(x)を定義して、任意のa>0に対してあるbが存在して、exp(bx)は冪根を使って有理数に対して定義されたa^xの実数全体への拡張になっていることを示すと楽ですが、高校の教科書に載せるのは無理ですね。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 6月 6
@kamo_hiroyasu 拡張できない例を教えていただき、ありがとうございます。拡張できる場合しかイメージ出来ていなかったです。「なんでもだいたい都合よく出来てる」という出来上がった数学ばかりに触れているからですね。もっと謙虚に学びたいと思いました。
— mathpico (@mathpico) 2014, 6月 6
@kamo_hiroyasu マクローリン展開を高校生に教えるとなると、なんでもかんでも展開出来ちゃうイメージがつきそうですね…。
— mathpico (@mathpico) 2014, 6月 6
@kamo_hiroyasu ところで、微分方程式の解の存在から指数関数の存在を言う、みたいなことは出来ますか?(無知な質問で申し訳ありません)
— mathpico (@mathpico) 2014, 6月 6
@mathpico はい。x'-x=0, x(0)=1 の解としてexp(t)を定義する方法もあります。実数全体で定義できることを示すところがやや面倒です。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2014, 6月 6
@kamo_hiroyasu とても勉強になります。「どの辺りに難しさが潜んでいるか」を教えてくださり、ありがとうございますm(_ _)m。
— mathpico (@mathpico) 2014, 6月 6
\(\mathbb{Q}\) 上連続になるが \(\mathbb{R}\) に連続拡張できない関数,岡村博「微分方程式序説」も, 死語すぐに出版された河出書房 (1950) に加え,
森北出版 (1969), と現行の共立出版 (2003) の 3 種ある.
解の一意性に詳しい.
河出書房版には, 岡村博氏の生前の写真がある.
井川さんの書評 http://mathsoc.jp/publication/tushin/1202/ikawa12-2.pdf
ここで高橋陽一郎氏によるクッソかっこいいメッセージをお読みください
http://mathsoc.jp/publication/tushin/1204/takahashi12-4.pdf
はるか彼方からの光芒を信じ,
膨大な計算を遂行し尽したときに初めて地平が見えてくるようなハードな解析は解析学の真骨頂であろう.
ハード・アナライザーたちの数ヶ月からときには数年に及び,
岩に穴を穿つような計算を続行するその強靱な精神力と体力には畏敬の念を覚える.
不幸にしてその途上で力尽き果てた人もいた.
畏敬とともに深い哀悼の念を表する.
しかし, 例えば, モーメントの評価や相関関数の評価などのようなわずかな手掛りを頼りに必ず道が拓けるとの信念のもと,
恐ろしいほどのハードな計算を遂行し切って, 数学に新たな地平を切り拓くハードな解析はやはり解析学の真骨頂である.
あるオタクの放った一言から延々と tan (x) を書くはめになっている
@FMbunk すまない \(\tan x= \sin x / (1-(1-\cos x))\) だから初項 \(\sin x\) で公比 \((1- \cos x)\) の無限等比級数と思えばいい
@Junkyo_Sutaro 状況よくわかりませんが, 全ての x でその形でべき級数展開できるわけでもないので結構つらいのでは. あと関数項の級数なのできちんと考えないと結構取り扱い注意感あります
@phasetr 厳密にやろうというわけではなくとりあえず計算してみようと思っただけなので \(|x| < \pi < 2\) までで形式的に展開できればいいかなと. このやり方しか知らないというのもあるので. そこらへんは僕の説明が悪いです, すみません.
@Junkyo_Sutaro 少し話が違うのでアレですが, \(\sum {\cos kx}\) は超関数の意味で Dirac の \(\delta\) 関数に収束するとか三角級数は結構魔界なので気をつけて下さい. 元の話は今言った意味での三角級数ではないのでアレというところですけれども
@phasetr はい
ある物理については関数解析の知見が本質的だったとかそういうシーンって何かないのかな物質の安定性については物理的にもとても大事だと思っていて, 研究したいとも思っている. 物理的にはこれ以上ないほど簡潔明瞭な上に fundamental の方の意味で基本的で本当に気にいっている問題だが, 数学面でかなりきつい. 難しい数学を使うというわけではなく, 評価のための不等式の技巧が死ぬ程きついというタイプ. 微積分しか使わないと言い切ってもいい程度ではある. こういうと Lieb や周辺の人達がこう色々と言ってくる可能性はあるが, とりあえずいいだろう. 原さんなどは納得してくれると理解している. arXiv にもあるが, Buchholz の散乱に関するレビューで LSZ の経緯とか色々書いてあった記憶がある. 興味がある向きは探して読んでみよう.
@wr_r LSZ は弱収束が大事で数理物理が先行した, 世にも珍しい例です
@phasetr どういうことでしょう.
@wr_r 場の理論の散乱をみるには演算子の収束ではなく行列要素の収束を見ないと駄目, という話です
@phasetr なるほど, それはおもしろいですね. ちょっと調べてみたら, 相転移 P のブログで今年の 2 月 7 日に取り上げていたんですね. 他に数理物理が先攻したような話ってどんなものがありますか.
@wr_r 最近というか現代的なところではそれ以外ないという理解です. 数理物理勢しかしていないこととしては物質の安定性があるでしょうが, あとはよく分かりません
@phasetr 少なそうとは思っていたのですが, そこまででしたか……. 数理物理は今研究されてる物理の手前の数学をやっているということなのでしょうか. それと, 質問ばかりになりますが, 物質の安定性というのは例えば基底状態がちゃんと存在するかとかそういう話でしょうか.
@wr_r 私が今やっているところだと, 学部三年の量子力学てやるような話をやっています. 物質の安定性は, 多体系のハミルトニアンの基底エネルギーが粒子数で下から抑えられるかという話で, 量子論のはじまり, 電子軌道の安定性の一般版です
@phasetr なるほど〜, それでは物理の人間は数学やる前に物理やってという話になるわけですね. 物質の安定性については, 確かにそういう問題は聞きませんでした. 面白い話をどうもありがとうございます.
@wr_r 物質の安定性はとりあえず http://arxiv.org/abs/1111.0170 である程度様子が掴めます. あと http://arxiv.org/abs/math-ph/0209034 とか
@phasetr リプライに今気付きました. ありがとうございます! 時間見つけて読んでみますね.
From Physics to Number Theory http://youtu.be/I1ftUA17MZg適当に聞いていたこともあり, どの辺からどう Number Theory が噛んでいるのかとか, 何故 Atiyah が幾何ではなく数論の話をしたのかとか全く分かっていないが, Atiyah の講演を聞いたことがなくミーハー根性を満たすためだけに聞いたのでよしとする. 砂田先生の言かと思ったが Atiyah の英語は日本語でいうところの「べらんめぇ口調」に対応するらしい. 分かるような分からないようなアレだが, Atiyah の英語はかなり聞きやすかったので程よい英語の勉強にもなりそう. 去年くらいに撮った映像のようだが, さすがに Atiyah も 84 なので疲れるということか, 座りながらトークしていた.
Zeros of Riemann zeta functions are eigenvalues of gravity Hamiltonian?Hilbert-Polya 予想というのは Riemann の \(\zeta\) が適当な自己共役作用素のスペクトル (固有値の集合) で記述できるという予想だ. 元は重力の Hamiltonian に関する予想だった, ということなのだろうか. あまりきちんと聞いていないので分からないが. 量子力学 (非可換調和振動子) や場の量子論 (Fock 空間からの構成) については, 以前, それぞれ坊ゼミやささくれセミナーで少し触れた. Atiyah もこの辺に期待しているということだろうか.
Without dreams there is no art, no mathematicians, no life.
ヒルベルト空間は, 閉単位球体が点列コンパクトなら直交基底を持つらしいのですが, これ選択公理要るのってやばいんですか??
@alg_d 誰も気にしていないのでは. 作用素環だとちょっとした汎関数つくるのに選択公理つかうようですし, 使うものと割り切っているか気にしないか, という印象
@phasetr この命題が成り立たないとしたらやばいんですか??
@alg_d 応用上, 大体可分なところしか考えない (ただ, \(L^{\infty}\) はよく出てくるのに非可分) (作用素環だと普通可分性を仮定) ので, そもそも現行人類が制御できる世界の外側なのでは, という感覚があります
@phasetr やばいと思った
そもそも関数解析で閉単位球体をコンパクトにしたいのってなんかあるんですか
@alg_d 「有界閉集合はコンパクト」の類似が使えてこう色々とはかどるからです. 幾何でよくコンパクト多様体ばかり出てくるのと似たような感じ
@phasetr なんかはかどるイメージがあまりわかないレベルで雑魚でした
@alg_d 解析学だと何かしら収束させないと話が進まないわけですが, 有界列であれば部分列くらいは収束してくれるのでうれしいわけです. そういう感じ
@phasetr はー, なるほど!!
辻先生の複素多様体論講義, 進度自体もめちゃくちゃだが話題の豊富さもやばい. きちんと読んではいないが. 勉強する本ではなくこんな進展があるのか, という感じで概観するのにはよさそうなというかそれしかない感. 引用されている Demaily の PDF とか読んだ方がいいのでは説この本は複素幾何のトピック集みたいな感じもある. 分量の割にトピックが豊富なのでその分 1 つ 1 つの記述は薄いのでこれで勉強するのはかなりつらそう.
@phasetr なんのシリーズですか…??
@waheyhey サイエンス社のやつです http://www.amazon.co.jp/dp/B009M8UX94 Demaily のはこれ http://www-fourier.ujf-grenoble.fr/~demailly/manuscripts/agbook.pdf
@eszett66 @phasetr 小林複素幾何とはまた別のことが書いてある感じですか?
@waheyhey @eszett66 アレよりももっと解析的です. たとえば調和積分の楕円型作用素の話が書いてあったり L^2 評価式とか書いてあります
@eszett66 なるほどー. 今度書店か図書館でみてみます!
@phasetr か, 解析…
@eszett66 よ, 読んでみます
あそうだ, セミナーのノート整理してて思い出した. 【ゆるぼ】 Markov-Kakutani の不動点定理の主張が書いてある pdf (和洋文問わず)
@mszk_p きちんと読んでおらずさっと見つけただけですが http://page.mi.fu-berlin.de/werner99/preprints/markkaku.pdf などはどうでしょうか. ちなみに filetype:pdf として検索すると pdf だけ引っかかるようになります
@phasetr そのオプション知りませんでした. どうもありがとうございます.PDF は Dirk Werner による 『A proof of the Markov-Kakutani fixed point theorem via the Hahn-Banach theorem』というタイトルの文章だ. 2 ページしかなく難しくもないので興味がある向きは読んでみてほしい. 定理も引用しておこう.
Theorem次の補題を挟んで証明する. この補題を Hahn-Banach を使って鮮やかに示すというのがポイントだ.
Let \(K\) be a compact convex set in a locally convex Hausdorff space \(E\). Then every commuting family \((T_i)_{i \in I}\) of continuous affine endomorphisms on \(K\) has a common fixed point.
Lemma不動点定理, 楽しい.
Let \(K\) be a compact convex set in a locally convex Hausdorff space \(E\), and let \(T \colon K \to K\) be a continuous affine transformation. Then \(T\) has a fixed point.
@phasetr http://phasetr.blogspot.jp/2013/06/1-1.html ぼくも「≦」派 (「<」の下に「=」をしっかり書く派) です。 手が勝手に書いてくれるのに無理して略す必要はない感じ。
図解雑学 楕円型非線型偏微分方程式リアクションというのは これ だ.
非線形楕円型偏微分方程式とは語順が変えられている上に線型の字も変わっているが, とりあえず次のやり取りをした.
@_handyfox 楕円型の偏微分方程式と非線型偏微分方程式を両方調べて頂ければ良いのですが, とりあえずhttp://www.encyclopediaofmath.org/index.php/Non-linear_partial_differential_equation とか
@phasetr ありがとうございます。 何だかとっても特殊なものかと思ってました^^; 組み合わせなのですね、こんなサイトがあるのも、知りませんでしたヽ(´∀`)
@_handyfox 楕円型はともかく,非線型の「線型」は線型代数の線型なので, 特に難しいことないと思ったのですがそれはともかく,流体のナビエストークスだとか応用上大事な方程式がたくさんあります. 学部くらいで出る方程式は,非線型だと扱うのが大変なので線型化した物を扱うのが主です
@phasetr はい、私ら電気系学科の出身だと、電磁気学で習うような代物だと思います。 非線形は記憶にないだけかもしれませんが、やらなかったような気がいたします。 「楕円形」がよくわかりませんでしたが、式でわかりましたw
@_handyfox 一応書いておくと,楕円型(楕円形だと意味が変わってしまいます.formではなくtypeの意味なので) というのはラプラシアンみたいなものです
@phasetr メモメモφ(∇^ )気を付けます。 ラプラシアンですか、感覚的になんとなくつかめます。正直, ありとあらゆる意味で分かってもらえていないと思っているのだが, それはともかく, 電気系の方に楕円型はともかく「非線型」が通じないというのは衝撃的だった. 楕円型も勝手に字を変えられていること, それはそれで衝撃なのだが.
https://twitter.com/gametheory4/status/324829386643763200 よく分からないのだが経済,本当に数学必要なの
数学関係者, 経済の数学というと無駄に確率微分方程式を押してくるが, そんなのを使っている経済の人, 実は経済学内部では異常者だったりしないの適当にやりとりをまとめておこう.
https://twitter.com/gametheory4/status/324829386643763200 よく分からないのだが経済,本当に数学必要なの
【経済学部生間の数学力格差についてっていう論文かきたい((o(∇^)o))】
@phasetr ゲーム理論とか必要では.
@phasetr 勉強するのにも高校+αの微積分と線形代数は必要なのでは? 後、確率微分方程式とかゲーム理論とか使う分野もありますし。
@functional_yy ゲーム理論の難しさ, 数学の難しさというより現実とすりあわせた仮定を設定する難しさという印象ですが素人なのでよく知らないというアレ. あと皆が皆ゲーム理論必要なのでしょうか. これもよく知らないので
@hymathlogic 統計学ができる程度の能力を持たない大学生は一人残らず射殺すべきという見解です
@hymathlogic 正確には統計学が必要な学部学科,という条件下で
@phasetr 統計学ができる程度の数学力,と書いた方が良かった
@phasetr 分野により使う数学も変わってきますね. 統計, 確率, 微分方程式, ゲーム理論, 認識論理(論理学)など.やりとりその2.
@hymathlogic 統計学ができる程度の能力を持たない大学生は一人残らず射殺すべきという見解です
@phasetr 統計学ができる程度の数学力 #とは
@greengrimghost 教養程度の微分積分と線型代数が使える.「理解」は問わないやりとりその3:教官陣と.
@phasetr なるほどその程度なら
@phasetr https://twitter.com/phasetr/status/324845187148943361 とhttps://twitter.com/phasetr/status/324838051627032576 と見比べると, 相転移Pさんは,物理学も経済学も異常な一部を除けば数学はいらん,という主張(もしくはそういう数学の定義)という理解で良い?
@tetshattori 経済の方は確率微分方程式とか無茶なのばかりよく出てきますがそこまで無茶なことしないと経済できないの,という話です. 物理に関しては微分積分と線型代数の守備範囲なめてんのか,という話です. この辺を極端な形で表現しました
数学以外の数学はとても難しいのです。(^^;; RT @phasetr: @tetshattori 経済の方は確率微分方程式とか無茶なのばかりよく出てきますが そこまで無茶なことしないと経済できないの,という話です
@tetshattori 社会学にとって最低限必要な範囲の統計学が処理できる程度の数学力を持っていない学生は 問答無用で殴り倒すことを前提にしています
@phasetr つまんないこといっちゃうけど,「何が数学か」とか「どのように使ったら使ったと言えるか」とか, その手の問いは(研究においては)してもしゃあない気がします @kyon_math
@tetshattori @kyon_math 一応,背景としては新入生が線型代数は何に使うの, という感じで苦しんでいるのでとりあえず物理(と物理を使う工学)では大事だし, 教養の線型代数と微積分できれば相当範囲の物理できますよ,みたいなことを言っておこう,という感じです
@tetshattori @kyon_math 細かいこといえばきりがないというのはいつもの話で, 細かい話が気になる人たちから突っ込みが来るのは当然として, そういう層に向けたメッセージではないので,今回のような分かっている人からの突っ込みは別途処理ということで
@tetshattori @phasetr 「数学をどのように使ったら」と言うのはとても大切で、そのような視点からの発言です。 誤解のないように。
@phasetr その文脈ならば経済学は,微積線形に凸解析(分離定理)を加えておけばかなり,かと (それでゲームとファイナンスが少しやりやすくなる)余談として これ とか これ も足しておこう.
数学から工学に移ったときは都落ちしたような悲哀を少し感じていたものですが 「工学の問題にどうやって数学を使うか」という問題はやってみると中々面白いです。 ノイズ、精度、計算コストの制約があるので単に数学的に解けば良いわけでもない。 そういう事がわからず、最初はかなり空回りしました。
@各位 Twitterで極端な話をすると教官陣から突っ込みを受けるし現在進行形で私が突っ込みを受けているので, それが怖い向きは十分に注意するように. あとRTで回ることまで念頭に置くように
テンソル解析って数学的にはどこに繋がっていくんだろう
@qpnv 多様体上の解析学,微分方程式とかでは
@phasetr そうなのですか。 物理への応用みたいな本をパラパラ見ていただけなので数学的な繋がりがよく分かっていませんでした。
@qpnv 解析力学や一般相対論方面だと正に多様体上の解析学という感じになるでしょう. その辺あまり詳しくないのですが. 流体とか言う方なら単純に(非線型の)偏微分方程式かと思いますけれども
@phasetr 一般相対性理論も興味があるのですが、多様体も学ぶ必要があるのですね。 多様体についても調べてみます。
@qpnv いわゆる曲がった時空というのが擬リーマン多様体という多様体なのですが, 少なくとも入門段階ではその辺の数学的なことはいりません. あまり数学に気を取られずに,必要になったらその都度やって行く方がいいです. 物理に興味があるならまずは物理からやりましょう
@phasetr 必要になったら学ぶ、というスタンスの方がいいのですね。 分かりました。バリバリ物理をやっていきます。
@yukimi_go まずはストーンの定理とか半群理論とかやるといいのでは
@yukimi_go フーリエ解析も表現論なのでその辺からやって行く手もある説
@yukimi_go 色々ありますが,PDFだとhttp://web.sfc.keio.ac.jp/~kawazoe/SK%20awazoe.pdf とか http://krishna.th.phy.saitama-u.ac.jp/joe/sotsu/Yoshnaga2009.pdf. はじめから調和解析と言えばよかった説. あとこれも参考にhttp://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/c147f6ab740cf0c0968882d347f3bb0表現論は私自身もよく知らないのだが, 専門は \(C^*\) 環論の表現論と強弁することがある. また対称群周りの表現論はボソン, フェルミオンとの関係で使うし, \(\mathbb{R}\) のユニタリ表現は時間発展との関係で出てくる. Lorenz 群や Poincare 群も相対論的場の量子論で使う. Haar 測度などもまともに勉強したことないが, 勝手に使っている. どこかで勉強したいとはずっと思っているのだが.
自然な直交座標っていうけど逆に不自然な直交座標ってなに?私の発想力じゃ思いつかん
@dream_taro 正規じゃない場合とか?
@zomi1202 あー、なるほど。でもそれだったら正規直交座標って書いてくれればいいのにね
@dream_taro あるいは違うかも。どういう文脈?
@zomi1202 重積分するよー、暗黙のうちに自然な直交座標が入ってるのを仮定してるよー。って感じ
@dream_taro んん?? 座標入ってるってベクトル空間に入れる、ということを想定してるのかな??
@zomi1202 文脈みたらやっぱり正規直交座標ってことっぽいと解決した
@dream_taro @zomi1202 微妙なところですが,普通(1,1)/√2,(1,-1)/√2 みたいなのが「自然でない直交座標」ですね. むしろ(1,0),(0,1)みたいなのを指して「自然な」というのであって,それ以外が全部「不自然」ですが,微妙な点があってアレです
@phasetr @dream_taro んーと、よく理解できてないのですけど、 その"不自然"という用語は既に別の座標(基底)が定まってる事を前提としてるのでしょうか?
@zomi1202 そうです.既に基底を取っているところに別のを取ってくるから不自然に見える,という感じ. 基底を取り替えれば不自然だった方が自然になるので「微妙なところ」と表現しました. はじめから座標を入れていなければ出てこない話です. きちんとやると幾何の話になって大変で面白い
@phasetr 幾何というと全然分からないのですが、微分形式の周辺のお話ですか?
@zomi1202 座標に依存しないで議論を展開するという根本的なところです. 微分法に関しては,直接的には微分形式というよりベクトル場かと思いますが
@phasetr ふむふむ。 ベクトルって早々と座標導入しちゃう本多いですけど、あえて入れずに論じるの楽しいですね。 (今読んでるベクトル解析の本がちょうどそういうのでした)
@zomi1202 座標に依存したくない、という気持ちが分からないとつらいので難しいところです。 物理でも大事な話ですが自然な直交座標系については上で書いた通りだ. 線型代数の話になる. この辺で既に微分積分と線型代数の根本的な結び付きが出てきているのだが, その辺は適宜勉強されたい.
@yujitach やはり「線形」には違和感が(違う)。 ちなみにFreudenthalは1990年に普段散歩してる公園のベンチで死んでいるのを子どもに発見されたそうです。 http://www.fisme.science.uu.nl/en/freudenthal.html
As a teacher he acquired international fame and significance as the founder of realistic mathematics education, which is based on problems taken from day-to-day experiences rather than on abstract math rules. Single-handedly Freudenthal saved Dutch education from the American teaching method of New Math, which was introduced in many countries from 1960 onwards. This formal, logic-based method turned out to be unsuitable for most students.
Freudenthal preferred to send his students on a tour of discovery. His motto was that you learn mathematics best by re-inventing it. His students were not given abstract bare problems to do but well chosen practical problems from daily life, and in solving these they gradually developed mathematical understanding. In addition, Freudenthal thought the recognizability of the problems would lead to the students automatically becoming more interested in mathematics.
不等式、極めるためにはHölderやらKaramataやらMinkowskiやらShapiroやらYoungやら 全部ある程度知っておいた方が良さそうだしそれでも変な問題は解けない感じがあるので死
@kenkonD リーマン積分は定義は分かりやすく技術的にも簡単ですが、そのあとの議論が恐ろしく面倒です。 ルベーグは定義からして面倒ですが、定義したあとの議論がクリアです。 何かリーマン積分をやらなければいけない理由がない限り直接ルベーグでも良いと思っています
リーマン積分とルベーグ積分、勉強について色々思うところはあるが、うまくまとまらない。 定義の簡明さと関連する定理の議論の簡明さが恐ろしいくらいに反転するので、どうするといいものかがとても悩ましい。 使うならルベーグがやはり楽で、具体的な計算練習にはリーマンの「本」が参考になる
@crobertz わたしもまさにそれを思っているのですが、具体的な計算は別途関連する計算のところだけ読めば良くて、 理論はそんなに頑張ってやることないな、という感じ。 問題は初学者が自分でそこの切り分けができるかというところで、それが悩ましい
一応言っておくと広義積分に関するところでリーマン積分とルベーグ積分の違いがあるのでそこは注意する必要がある。
やはりあれだ、ルベーグの定義までの面倒くささが初学者に勧めるときのハードルになるので、そこを埋めるコンテンツを何か作るしかない。 厳密なのはいくらでもあるから、気分だけきっちり感じられるものを