2014年6月20日金曜日

記事紹介: 「お腹を痛めて産んだ子なのに、DNAが一致しない!」

【「お腹を痛めて産んだ子なのに、DNAが一致しない!」あやうく子供を取り上げられ、さらに犯罪の疑いまでかけられてしまった女性】というニュース.
面白いといっていいものでもないが, まあ面白い.


以下ネタばれ(引用)なので, 順に見たい方は直接上記リンク先のページに行ってほしい.

























カレンさんは血液的には1人ですが、組織的には2つの個体が結合していることが判明しました。
それはすなわち、カレンさん自身が双子そのものであることを意味します。


こうした症例は「キメラ」と呼ぶ非常に珍しいケースで、世界で30例しか確認されていません。


妊娠初期に双生児の片方が死亡し、生存している方に吸収されるか、
2つの受精卵が子宮内で融合して1つの胚となったとみられています。


確率にして、なんと10億人に1人の低確率です。


弁護士は、裁判の日をこの検査が終わるまで延期するよう依頼しました。
そして、リディアさんもこのキメラであることが判明します。


こうして、ようやく裁判所によって実子であることが認められ、
起訴は取り下げられました。


医学を過信しすぎたゆえの悲劇ですが、
最終的には子供を奪われることもなく、生活保護を受けることができたとのことです。


ちなみに骨髄移植をした人の中にも、
提供者と血液が融合してしまい、細胞のDNAと血液のDNAが一致しなくなるケースがあるそうです。


世界は不思議に満ちている.

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