2013年4月6日土曜日

文系理系についてまだ下らない話があった


「理系の人はお金持ちになれない?」というごみのような記事があった. これ だ. 自称理工系の極めて粗雑な議論だったのでうんざりしている. 私の高校の頃の国語教員が「この新聞 (明治か大正の新聞) の記事を見てみなさい. (最後に『下らなかった』と書いてある. ) 下らないものは下らないと言いたいからこういう記事を書いている. これがジャーナリズムです. 」みたいなことを言っていた. いまだに訳が分からないが, 書きたいことをきちんと書き抜け, ということだと勝手に解釈して私も書きたいことを書く.
前回は右脳、左脳の話題を取り上げたが、今回は理科系と文科系の違いに関する話題である。
右脳, 左脳という時点で既にもの凄い地雷臭がする.
文系であってもいわゆる「理系」の人は存在するし、逆もある。 ちなみに筆者も理工系の学部の卒業である。
いわゆる「理系」というのは何だ.
理系の人は数字が苦手  まず「理系」の人の最大の欠点は「数字」が苦手なことである。 意外な感じがするかもしれないが、これは本当である。 理系の人は「数学」は得意だが、「数字」には弱いのである。
理系の人に本当に「数学」が得意かどうか問い詰めてみるといい. 特に数学科の学生に聞いてみよう.
 小中学校の算数ならともかく、高等数学以上になってくると、ほとんどが抽象的な「数式」を用いるため、 数字そのものを扱うことはほどんどなくなってしまう(数字を扱うのは数値演算などを行うごく一部の理科系の学問分野だけである)。 このため理系の人は数字に弱い人が多い。
ここが本当に一番ごみみたいなところだ. 各専門に関する数値 (引用元の「数字」という言い方に闇を感じている) に弱いと何もできない. 何でもいいが, 例えば量子力学なら Planck 定数など大事な定数はその値まで, 関連する数値についてもそのオーダーくらいは色々把握しておかないと感覚が掴めない. 宇宙論なら宇宙論で, 関連する値についての感覚をきちんと把握しておくことが大事だ. 他の分野でもそう. 有機化学専門の MM2P の話を聞いていると良く思う. 極端に言うなら研究費の兼ね合いもあるので, 使っている試薬の値段などにも詳しい. 特に応用系の人は実際に工業などで使うときに値段が安い物質で作れないと困るので, そういった部分にもシビアだ.
 これに対して文系は数字に強い人が多い。 会社の売上げや利益、利回りなどの数値をスラスラといえる人が結構いる。 このような人は、回転寿司のお店に入っても、その日の売上げがいくらくらいなのか、数字でイメージすることができる。 売上げや利益の伸びがどのような微分方程式に沿って動くのかは分からなくも、数字そのものは直接イメージできる。
売り上げや利益の伸びの微分方程式というのに失笑せざるを得ないが, それ以上に全体的にごみのようだ. 要は利益や売上に関する数値感覚があるかないかということだろう. その意味でいうなら, 「理系」とやらがそういう感覚に乏しいというのは分からないでもない. そういうのに乏しい人間を理系とする, というのでもいいが.

これ以降も失笑せざるをえないようなろくでもない文章が並ぶ. この筆者はそういう馬鹿しかいないような環境にいたか, そう勘違いしてしまうほど不勉強なろくでもない学生だったのだろう. 見るだけでもうんざりするようなひどく粗雑な文章だったし, いつもの下らない文系理系評だった. 自称理系ならせめて「理系」についてもう少しまともな評をしてほしい.

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