2013年12月23日月曜日

『生化夜話 第 47 回 美しすぎる相関性が生んだ思い込み - 乳酸と筋肉疲労』という滅茶苦茶面白いページがあったので

『生化夜話 第 47 回 美しすぎる相関性が生んだ思い込み - 乳酸と筋肉疲労』という滅茶苦茶面白いページを紹介するツイートがあった. 色々していたらツイート自体を見失ってしまったので, ページそのもののリンクをつけておく. 次の文章から始まる, 非情に面白い話だ.
まずは, ちょっとした頭の体操です.
観察された事実 1:多量の物質 X が存在する場合, 症状 Y は重度である 観察された事実 2:少量の物質 X しか存在しない場合, 症状 Y は軽度である 導かれる結論:X を減らすことで症状 Y を軽減することができる さて, この結論は正しいでしょうか?
正しいかもしれませんし, 間違っているかもしれませんね. 物質 X が症状 Y の原因である可能性もありますが, それとは逆に症状 Y の結果として生成されたのが物質 X である可能性もありますし, 全く別の原因 Z があって, X と Y はともにその結果かもしれないのです.
乳酸は筋肉疲労の原因だというのは前から良く聞いていたが実は違うようだ, という話が色々展開されている. タイトル通り, よくある「因果と相関」という話に落ち着く. 一般の人だけでなく科学の現場でもこうしたことは起こり得るのだというの, こう色々なことを思う.

真っ先に思ったのは, 数学でも同じようなことはあるのだろうかということだ. 成り立つだろうと思っていたことが実は成り立たなかった, というのはよくある話だが, 因果と相関的な話は何かあるのだろうか. 「数学における因果と相関的な話」というもの自体, 何なのかさっぱり分からないが.

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