2013年3月17日日曜日

高圧物理学の聖杯, 金属水素


どこだか忘れてしまったが, Twitter で金属水素なるものがあることを知る. とりあえず Wikipediaの該当記事 を貼っておこう.
金属水素(Metallic hydrogen)は、水素 が圧縮され、相転移 を経た状態であり、縮退物質 の一例である。 固体状態では、水素原子核 (つまり陽子 )の結晶格子 の間隔は、ボーア半径 よりもかなり小さく、 電子 ド・ブロイ波 長と同程度と予測されている。 電子は束縛されず、金属における伝導電子のように振る舞う。 液体状態では、陽子は格子に並ばず、陽子と電子の液相系となっている。
水素は、周期表 上でアルカリ金属 の列の最上段にあるが、通常の状態では金属ではない。 しかし1935年、ユージン・ウィグナー とHillard Bell Huntingtonは、 25Gpa程度の超高圧で、水素原子は電子を保持できなくなり、金属的な性質を示すことを予測した^{1}。 それ以降、金属水素は、「高圧物理学の聖杯」と呼ばれるようになった^{2}
高圧物理学の聖杯とか格好良すぎるだろう. 何だこれは. 「聖杯」と言いたいためだけにでも研究する価値がある.

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