2013年2月22日金曜日

書評:GIRL FRIENDS 森永みるく 3

    

前回の書評があまりにもアレだったので追記する.
だって一生愛してくれる人はいそうじゃない
数学者だったら (他の学問でもいいだろうが) 一生どころか死んだ後ですら愛してくれる人がいる. 定理だったら存在自体が祝福だ. というわけですぎさんは定理になるといい.

ここですぎさんに定理化をお勧めしたときに私に閃光が走った. その他にも色々なことを思っているが, 今まで頭にあったのは数学者×定理 (順番については色々な意見があろう. ここでは暫定的に書いただけだ) または定理×定理という一番シンプルなラインだった. ふと思ったのだが, 名詞に性がある言語で「定理」が女性名詞になっている言語は何かあるのだろうか. そしてその言語では定理×定理はまぎれもなく百合になるな, と思った. もちろん (定理が女性名詞なら) 数学者×定理も百合にできる. 腐なら腐にすればよいだけだ.

Twitter でも各方面で話題になるように, 凡人が考えつくことなど他に考えている, または考えていた人は大勢いるはずだ. つまり定理×定理の百合 (または腐) 同人が存在する国や地方があるはずだ. また性 (の Web での調べ方) が分からないのだが Faktortheorem (因数定理) のような単語もあった. 性が分からないので何ともいえないのだが, Faktor と Theorem が同性の名詞だったら, そこでの百合展開なども有り得る. Faktortheorem で Faktor か Theorem どちらの性を継ぐかでもこう色々なことが考えられるし, どちらの性とも違う場合 (少なくともドイツ語には男性, 女性, 中性の 3 つの性がある), 悪魔合体的な様相すら呈してくる. 「アクマでも愛してくれますか?」が実現できるかもしれないという点で私の胸が高なる.

また言語学を知らないのでピント外れかもしれないが, 歴史の中である名詞の性が変わることもあるだろうと思う. 英語は名詞に性がなく, 英語の元であるフランス語は性があるが, 性がなくなるという現象はあると思ってよいのだろうか. なくなる場合をどう解釈するかは今後の研究次第だが, 性が変わる場合, それも適当な意味で適当な解釈がつけられないだろうか. 生物学的な意味で人類が性を転換するのは現代科学の水準では難しいことだが, 創作の世界でくらい今の時点でも何か魔解釈がつけられないだろうか.

最後に一応補足しておくと, 数学者が死後も (適当な意味で) 愛される例として, ガロアやアーベルがある. アーベルに至っては概念にすらなっている. 前に Twitter の私の周囲で話題になったが, まどか☆マギカの地平は既に数学が到達していたことは強調したい.

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